先生、駄目ですっ……
第13章 鬼の生活指導教員 3
って気付けば琴子挟んで私と阿久津で盛り上がっていた。
阿久津に見えないように琴子の脇腹をぺちんと叩く。
「せ、先生はどんな人がタイプなんですか?」
震える声で琴子が尋ねる。
「先生か? せやなぁ…………」
阿久津は真剣な顔で目を閉じて眉間にしわを寄せて考え込む。
「あ、好きになった人がタイプとかいうしょうもない回答はなしだかんね?」
「ちっ……わーっとる」
白ける回答をあらかじめ断ち切ったことで阿久津は悔しそうな顔をした。
「せやなぁ。素直なやつがええなぁ。素直で真面目なやつ」
ズキッ……
えっ……!?
阿久津の回答を聞いて胸の奥が痛んだ。
阿久津に見えないように琴子の脇腹をぺちんと叩く。
「せ、先生はどんな人がタイプなんですか?」
震える声で琴子が尋ねる。
「先生か? せやなぁ…………」
阿久津は真剣な顔で目を閉じて眉間にしわを寄せて考え込む。
「あ、好きになった人がタイプとかいうしょうもない回答はなしだかんね?」
「ちっ……わーっとる」
白ける回答をあらかじめ断ち切ったことで阿久津は悔しそうな顔をした。
「せやなぁ。素直なやつがええなぁ。素直で真面目なやつ」
ズキッ……
えっ……!?
阿久津の回答を聞いて胸の奥が痛んだ。