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先生、駄目ですっ……

第13章 鬼の生活指導教員 3

阿久津の言葉に一喜一憂して……

琴子、本当に好きなんだね、阿久津のこと。

第一印象は「地味な顔」だった琴子だけど、こうして笑ったり照れたりする顔を見ると慎ましくて可愛らしいってことに気付く。

化粧っ気のない顔もみずみずしい野菜みたいな素朴で生き生きした力を感じる。

阿久津なんかにはもったいなさ過ぎるけど、琴子が望むなら叶えてやりたい。


食事が終わったら自由時間となる。

明日はバスで移動して高原にある公園を清掃するらしい。

二日連続でボランティアとか勘弁してよ……

明日は海水浴かと期待してたのに……


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