先生、駄目ですっ……
第17章 図書委員の継承 最終章
「あっ……いえ、そのっ……」
さすがに言い逃れできない現場を押さえられ、甲斐先生はテンパった表情を見せる。
「そ、そのっ……ろ、廊下!?」
焦ってた先生は瑞浪先生の言葉をようやく理解した。
「そうよ。どんなに急いでても廊下は走らないこと。何回も教えたでしょ?」
腕組みをした瑞浪先生はにんまりと含み笑いをして私たちを交互に見る。
「す、すいませんでした」
「すいません……」
「わかればよろしい。じゃあ気を付けて帰るのよ」
見、られて……
なかった…………?
「し、失礼しますっ……」
私たちはそろーっとその場を立ち去ろうとした。
「あ、それから」
瑞浪先生の声に私たちは飛び上がる。
「は、はい?」
「学校でいちゃいちゃするのは禁止ですからね」
そういって瑞浪先生はいたずらっぽくウインクした。
「はっはいぃっっ!!」
私たちは声を揃えて返事をして深々と頭を下げた。
くすっ……
瑞浪先生はそんな小さな笑い声を上げて、「さようなら」と言い残して立ち去って行った。
さすがに言い逃れできない現場を押さえられ、甲斐先生はテンパった表情を見せる。
「そ、そのっ……ろ、廊下!?」
焦ってた先生は瑞浪先生の言葉をようやく理解した。
「そうよ。どんなに急いでても廊下は走らないこと。何回も教えたでしょ?」
腕組みをした瑞浪先生はにんまりと含み笑いをして私たちを交互に見る。
「す、すいませんでした」
「すいません……」
「わかればよろしい。じゃあ気を付けて帰るのよ」
見、られて……
なかった…………?
「し、失礼しますっ……」
私たちはそろーっとその場を立ち去ろうとした。
「あ、それから」
瑞浪先生の声に私たちは飛び上がる。
「は、はい?」
「学校でいちゃいちゃするのは禁止ですからね」
そういって瑞浪先生はいたずらっぽくウインクした。
「はっはいぃっっ!!」
私たちは声を揃えて返事をして深々と頭を下げた。
くすっ……
瑞浪先生はそんな小さな笑い声を上げて、「さようなら」と言い残して立ち去って行った。