先生、駄目ですっ……
第18章 鬼の生活指導教師 最終章
どうしよう……
けどっ……
私も、阿久津先生が好き……
それは隠せない……
「あのね、琴子」
「田中君って、かっこいいよね!!」
「たな……えっ!?」
「田中君。私のことを助けようとして弱いのに立ち向かってくれたでしょ。あれ見て、私胸がきゅんってしたの……」
私の胸の苦しみなど知るよしもない琴子は乙女丸出しの弾む声ではしゃいでいた。
「そ、そう……そうだよね、ハハハ……」
「阿久津先生もかっこよかったけど、あまりに一方的にミサさんの彼氏を殴ってて少し引いちゃった。田中君は弱いのにあんなに勇気を出してくれたんだよ!! もう、すっごいドキドキしちゃった!!」
「そうだね……ハハハ……」
それから一時間も私は琴子の乙女話に付き合わされた。
結局阿久津先生にコクられた話は出来なかったけど、まあ、いっか……
琴子は新しい恋が芽生えたみたいだし……
これで私も誰にも気兼ねなく……
阿久津先生と付き合える……
けどっ……
私も、阿久津先生が好き……
それは隠せない……
「あのね、琴子」
「田中君って、かっこいいよね!!」
「たな……えっ!?」
「田中君。私のことを助けようとして弱いのに立ち向かってくれたでしょ。あれ見て、私胸がきゅんってしたの……」
私の胸の苦しみなど知るよしもない琴子は乙女丸出しの弾む声ではしゃいでいた。
「そ、そう……そうだよね、ハハハ……」
「阿久津先生もかっこよかったけど、あまりに一方的にミサさんの彼氏を殴ってて少し引いちゃった。田中君は弱いのにあんなに勇気を出してくれたんだよ!! もう、すっごいドキドキしちゃった!!」
「そうだね……ハハハ……」
それから一時間も私は琴子の乙女話に付き合わされた。
結局阿久津先生にコクられた話は出来なかったけど、まあ、いっか……
琴子は新しい恋が芽生えたみたいだし……
これで私も誰にも気兼ねなく……
阿久津先生と付き合える……