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先生、駄目ですっ……

第3章 鬼の生活指導教師

「せやかて加賀見」

「もういいのっ!! 間違いだってわかってもらえればそれでっ!! そ、それに先生は信じてくれたんだし…………?」

私の言葉が鬼の心に届いたのか、いつもの馬鹿っぽい顔に戻っていく阿久津。

「どうもすいませんでした」と気の毒なくらいに頭を下げるドラッグストアの店長。

ババァもボソッと「失礼しました」って不貞腐れて呟いてたし。
なんという飯うま!!


「はじめて先生って言うてくれたな?」

ドラッグストアを出るとすぐに阿久津がにやけた。

「は、はぁ!? あれはノーカンだから!! あの場面では先生と呼ぶしかねーだろ!!」




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