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先生、駄目ですっ……

第3章 鬼の生活指導教師

「謝れや、加賀見に。今すぐ」

これ以上ないというくらいに鬼の形相だった阿久津が、更にもう一段階上の鬼の形相に変わった。

まだ上があったのね……

もう恐ろしくて私は見れないっ……


年寄りや子供なら睨まれただけで心臓麻痺で死にそうな形相だ……

「謝れや、おばはん……」

低く、落ち着いてるがドスの効いた声で告げた。

「も、もういいよっ!! もういいから!! 先生っ!!」

私は阿久津の前に立って叫ぶ。

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