I'll be with you.
第11章 不安と嫉妬
『……心…』
甘く囁きながら心君の名前を呼ぶmina
それと同時にminaの腕が心君の背中に回ってギュッとキツく抱き着いた。
「離れろよ」
何度も何度も心君の名を呼ぶminaの肩を心君は掴んで体と体を離した
「“ 明日の件 “受けるよ
だから……」
minaはニッコリ笑うと心君から一歩離れた
『私、待ってるからね』
「……」
ねぇ……心君…………
どうしてそんな辛そうな顔をするの……?
そんな心君を見て、minaは何事もなかったかのようにそのまま車へと戻って行った。