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I'll be with you.

第18章 偽り




「カナ!?

未来!カナの目が覚めた!!」


椅子を引く音をたてながら、立ち上がって俺を見るみんな。



『カナ!自分のことわかる!?』



「……わかるに決まってんだろ。

記憶障害なんてなったらたまったもんじゃねー…」




すぐに未来は俺の枕元にあったナースコールを押して、しばらくすると続々と看護師さん達がゾロゾロと俺を囲みだす。




……怖…



それから、されるがまま、黙って看護師の言う事を聞いた。



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