I'll be with you.
第3章 心君のお仕事が見てみたい!
「よし!」
カナは急に立ち上がって、私の荷物を持った。
「今日は熱い夜になるといいな♡」
そう言って、カードキーを2つ持つと、部屋を出て隣の部屋に入って行った。
「今日は2人でこの部屋に泊まれ!!
兄妹で泊まれとか言われるかもしれないけど
俺が絶対に優と心を一緒の部屋にしてやるから!」
『心君にその気がないんならいいよ……
断られて惨めになりたくないし……』
気まずい雰囲気になりたくないよ……
すると、私の後ろに立っていた光輝君が
あーー!!!と叫び出し部屋から走って出ていった。
『え!?ちょっと光輝君!?
どこ行くの!?』
「ちょっと探検!絶対に付いてきちゃダメだぞ!!」
それだけ言って、長い廊下をすごい速さで走って行ってしまった……