テキストサイズ

I'll be with you.

第20章 キミ想い




どうして陽ちゃんがカナのことを聞くのか。




どうしてカナなのか。




ゆっくりと言葉を紡ぐけれど、何かを口ごもって言えないでいる陽ちゃんを見て、





あってはいけないことが頭をよぎった。








「……教えて…ッ




奏斗は大丈夫なのよね……?」








私にすがるように、訴える陽ちゃんの声






” 奏斗 ”






カナをそう呼んだ陽ちゃんに







2人の関係を確信した……






ストーリーメニュー

TOPTOPへ