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I'll be with you.

第22章 役目



「…優が一人でいることにトラウマあるってことわかってるのに我慢させてさ……」


『私は大丈夫!

カナは心配しすぎだよ』


「…優には心がいるから大丈夫だよな。

そうだよな…」


ご飯食べていたはずの箸は止まり、食器を片付け始めたカナは、


「ごちそうさま」


と だけ言い、一切私を見ることなく食器を持ってキッチンへと向かった。


その背中を見ているだけで、


胸が締め付けられるくらいに苦しくなった。



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