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I'll be with you.

第23章 孤独

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『カナく〜ん!今日は何作ってくれるの?』


いつものように、亜美は俺の腕に絡み付いてくる。


実際、ベタベタするのは好きじゃない。


「俺さ、料理なんて亜美と食うようになるまで作らなかったんだけど」


『…え?…でもいつも作ってくれるよね?』


絡まる腕を払い、近くにあった本屋に亜美を連れて入った。


「本当は料理なんて作れなかったんだ。

でも無理して作ってた」


料理の本が多く揃えられているコーナーで亜美にピッタリな本を見付けた。


「だから、亜美もやればできるよ。

出来ないからやらないなら何も成長しないでしょ?

俺と一緒にチャレンジしてみようよ。

ちゃんと自立しよ?」


『……"初心者でもできる 料理の教科書"?』


「うん。まずはやってみよ。

一人でもなんでもできるように!」



亜美の表情は暗く、やりたくないのが伝わる。



けどそんなんじゃダメなんだ。



誰かが導いてやらないと




陽が俺にそう教えてくれたんだ……






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