I'll be with you.
第3章 心君のお仕事が見てみたい!
「おー。よく撮れてるな」
『〜〜〜心君っ!!』
そう言いながら落書きコーナーでさっきの写真を眺める心君。
隠したくても心君がその写真から違う写真にしてくれないと隠せないじゃん……!!
「これ携帯に送れるんでしょ?
俺これ送ってトプ画にするわ」
『お願いだから誰にも見せないで!!!』
えー?と言いながらとぼける心君。
私は半分諦めて落書きをしていくけど……
……本当にカッコイイ…♡
心君はモデル精神からか、1枚1枚違う表情で写っていて全部のプリクラを携帯に送りたいくらい……
私は会員登録してでもこのプリを全て手に入れる覚悟をした。
その時、
「お前らプリクラ撮ったの!?」
「は!?ズルくね!?」
そう言って落書きコーナーに入ってくる2人……
「四人で撮ろうぜ!!
俺何気はじめてなんだけど!!」
「俺も俺も!」
そう言ってはしゃぐ2人を半分無視して隣を見ると、一面に例のプリクラ。
『ちょっと!!隠してよ!!
二人に見られちゃうでしょ!?』
「見せてるんだ」
『ふざけないで!!』
私が心君に小声で言うも虚しく、後ろにいた二人が画面を覗き込んできた。
私は必死で隠すも、遅すぎだったらしく……
「「ちゅープリってヤツですか!!?」」
……バレた。