テキストサイズ

I'll be with you.

第4章 一夜…




『……心君?』




外を見ていた心君は、ハッと我に返り目をこれでもかというくらい見開いた。



「……悪い…

でも、俺モデルの仕事嫌いなんだ…

……だから…」





” SHINだった頃の話をするな ”




言わなくても心君の態度を見ればわかる。




仕事が合わなかったのかな…?



でも、雑誌で見た心君はモデルの仕事を難なくこなしてそれなりにやりがいも感じていたと思う。



雑誌に写っていた心君の笑顔は偽物だったの…?




「悪いけど、疲れたから休むわ。

後は楽しんで」



心君は一度も私を見ることもなく部屋を出て行った。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ