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I'll be with you.

第5章 プチ旅行




「なーなー!

これからどこ行くよー?

今日は運転手がいるからどこにでも行けるぞー!」



車と免許を持っていない俺達3人はいつも心に世話になっている。


俺らが大学受験でヒィヒィ言ってる時に心は車の免許をとりに自動車学校に通っていたとか……


頭の出来が違いすぎるんですよね、多分。




「宛もなくドライブでもします?」



「「行きましょう」」



この二日間どう過ごそうか……!



『ねぇねぇ。

明日はお祭りがあるんだって……

みんなと行ったことないし…

嫌じゃなかったら……」



そう言って、頬を少し赤らめながら俯く優。



大人になった今でも優は俺らとの時間を大切にしてくれる。



彼氏ができてもそれは変わらない。



優のそうゆうところ、好きだな俺は。



「いいじゃん!行こうよ。

優だけ地元のお祭り行ったことないもんな!」




そんな優だから、忘れられないのかな。




どんどん優に夢中になってる反面、



優と心を応援してたはずの自分に良くない感情が芽生えそうになる。



優を一番幸せにできるのは心しかいない。



心なら優を支えてくれる。



そう自分に言い聞かせながら乗り越えてきた2年間だった。




「でも、せっかくだし心と2人でまわったら?」




それはこれからも続くんだろう。




カナのように家族じゃない。



心のように彼氏じゃない。



優は俺のことを友達だと思ってくれてる。



それは素直に嬉しいんだ。



でもな、



優を女としか見れない俺はどうしたらいい……?




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