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I'll be with you.

第6章 祭り

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*心side*



1人ベッドに横になりながら、優からの連絡を待っていた。


約束していた時間から大幅に遅れている優の準備。



カナの母さんのことだ……



無理矢理浴衣でも着せてんのかな…。





『ちょっとユウちゃん!!

浴衣にしなさい!シンちゃんと行くんでしょ!?』


『いや、でも……時間ないしー…?』


『男なんて待たせてなんぼよ!

いいから着なさい!』





……有り得る。



てか、それしか思い浮かばねー…。



足痛くなるしそこまで気合い入れなくてもいいのにな。




俺はベッドからテーブルに視線を移すと、一昨日の夜に大活躍したコウからの贈り物が目に入った。




” ひちゅじゅ品 ”




「……ふっ」



アホすぎんだろ。



でも、感謝はしてる。




今度は俺がコウの為にしてやる番かな




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