I'll be with you.
第8章 約束の花火 2
3年前未来が俺の背中を押してくれたように
今、俺の背中を初恋の人が押してくれる。
『ずっと忘れられないのは
光輝君の中で確かな気持ちがあったから』
俺がずっと苦戦していたパズルのピースが優によって一つずつ確かに埋められていく。
『もう、迷わないで。
光輝君が今カナを探してることが
答えだよ!』
こんなにも簡単に出てきた俺の答え。
今まで一体何を考えてたんだろうな。
自分が馬鹿らしく思えるよ。
「気付くのが遅すぎた」
俺が悪いんだ、全部