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夜が明けても傍にいて。

第10章 彼氏?彼女?

送ると幸太に言われたけど近くだから大丈夫と断って一人タクシーで帰宅した。


時計を見ると3時を過ぎていた。


---もう…こんな時間。

布団に入ったけど中々寝付けない。


課長...まだ仕事してるのかな…。
家に帰ったかな…。


愛花さんと一緒に…居たりしないよね…。



---はぁ...



酔いが覚めていくと共に私の頭の中は妄想でいっぱいになる。


勝手に想像して、勝手に嫉妬して
勝手に落ちて、勝手に泣いている私。


なんて面倒な女なんだろう…。




課長は…何も悪くない。

だって…仕事なんだから。


そう…愛花さんとは仕事仲間なんだから…。

そうよ、私と幸太みたいなもの…。


……。





---はぁ...



たった一言、“好き”って言ってくれたら
安心できるのに。





---課長…



一度だけでいいから





好きって言ってほしいよ…。




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