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夜が明けても傍にいて。

第10章 彼氏?彼女?

私達は少し歩いた所にあったBarに入った。


「---ごめん、幸太…。
私、泣いてばかりだ…。」


「莉菜ちゃん…。」



「不安でたまらないの…。」


「うん。」



「仕事って言ったのは嘘じゃないと思うの。」


「俺も、そう思うよ。」



「だけど、別れた彼女と一緒に仕事って…
何も聞かされてないし…」


「うん、心配だよね?」



「裏切られたって、そんな言い方してたのにすごく親しそうだった。


慎也…って。」


「...うん。」



「あんな傍に居たら…忘れたくても忘れられるわけないよね…。」



「……。」




---課長の…忘れられない人。




「やっぱり、まだ愛花さんのこと…」



「好きじゃないさ。」


「え?」



「きっと、莉菜ちゃんのことが好きに決まってる。」


「幸太…。」



「きっと、今頃莉菜ちゃんのことで頭がいっぱいだよ。」


「……。」



「誤解されてないかなって、気が気じゃ無いはず…。」


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幸太は店を出るまで私を励まし続けてくれた。

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