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「慎也……可愛い。」


思わず口から出た言葉に慎也がフリーズした。



「くそっ、誰にも言うんじゃねーぞ。」


「どうしよっかなー。」


二人の秘密だもの。
もったいなくて誰にも言う訳がない。



「だから、言いたくなかったんだよな。」


さっきから慎也はまるで子どもみたいだ。





「莉菜…。」


「ん？」


「今度家に来るか？」


－－－！！！


「そしたら、朝まで一緒に居られるだろ。」


「……。」



「おい、聞いてんのか？」



「...行く行く！ぜっーたいに行く！」



－－－信じられない。

すっごく嬉しい！





「ねえ慎也、もう一つお願いがあるの。」



「何だ？」



「今日からは帰る時、ちゃんと声を掛けて？私が眠っていても、ちゃんと起こしてほしいの。」




「...わかったよ。」



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私達は身体も心も満たされていた。