夜が明けても傍にいて。
第13章 憂鬱な日々
午後になり黙々と仕事をこなしているとオフィスに電話の音が鳴り響いた。
ある社員が電話を受け、
「月下さん、北崎課長からお電話です。」と言った。
「お疲れさまです。
...えぇ、こっちは変わりないわ。
慎也の方はどう?」
気になって愛花さんの方を見ていると
目がバチッと合ってしまい、またクスッ、と笑われた。
---------
------
愛花さんが北崎課長のことを“慎也”って呼び捨てにしたことで、二人は以前付き合っていたという噂が広がり、
今でも二人は付き合っているという話しに変わっていった。
---慎也の彼女は私なのに…。
その夜、居ても立ってもいられなくて慎也に電話を掛けたけれど、
その時は出なくて折り返し掛かってきたのは1時間後だった。
「わりぃ、今接待中だからすぐ戻らないと。」
......開口一番にそれ?
...私は腹が立っていた。
ある社員が電話を受け、
「月下さん、北崎課長からお電話です。」と言った。
「お疲れさまです。
...えぇ、こっちは変わりないわ。
慎也の方はどう?」
気になって愛花さんの方を見ていると
目がバチッと合ってしまい、またクスッ、と笑われた。
---------
------
愛花さんが北崎課長のことを“慎也”って呼び捨てにしたことで、二人は以前付き合っていたという噂が広がり、
今でも二人は付き合っているという話しに変わっていった。
---慎也の彼女は私なのに…。
その夜、居ても立ってもいられなくて慎也に電話を掛けたけれど、
その時は出なくて折り返し掛かってきたのは1時間後だった。
「わりぃ、今接待中だからすぐ戻らないと。」
......開口一番にそれ?
...私は腹が立っていた。