夜が明けても傍にいて。
第13章 憂鬱な日々
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昨夜は課長からの連絡は無かった。
本社の人も一緒なら然う然う電話なんか出来ないよね。
今日も当たり前のように課長のデスクに座って仕事をする愛花さん。
なんとも憂鬱な光景だった。
気分を変えようと、カフェラテを買いに自販機へ向かうと運悪く、その帰り…ばったり愛花さんに会ってしまった。
「お疲れさまです。」
それだけ言ってすれ違うはずだった…。
「宮西さん。」
呼び止められて立ち止まった。
「宮西…莉菜さん?」
「何でしょう…?」
愛花さんは私を下から上まで舐めるように見ると
クスッ、と馬鹿にしたように笑った。
「...な、何ですか?」
---この人きっと、あの日課長に電話したのが私だって気付いてるんだ…。
「ううん、ごめんなさい。
頑張ってね。」
ふふっ、と笑って愛花さんは行ってしまった。
頑張って、って何を?
あの余裕な態度は一体何なの?
何かムカつくんですけどー。
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昨夜は課長からの連絡は無かった。
本社の人も一緒なら然う然う電話なんか出来ないよね。
今日も当たり前のように課長のデスクに座って仕事をする愛花さん。
なんとも憂鬱な光景だった。
気分を変えようと、カフェラテを買いに自販機へ向かうと運悪く、その帰り…ばったり愛花さんに会ってしまった。
「お疲れさまです。」
それだけ言ってすれ違うはずだった…。
「宮西さん。」
呼び止められて立ち止まった。
「宮西…莉菜さん?」
「何でしょう…?」
愛花さんは私を下から上まで舐めるように見ると
クスッ、と馬鹿にしたように笑った。
「...な、何ですか?」
---この人きっと、あの日課長に電話したのが私だって気付いてるんだ…。
「ううん、ごめんなさい。
頑張ってね。」
ふふっ、と笑って愛花さんは行ってしまった。
頑張って、って何を?
あの余裕な態度は一体何なの?
何かムカつくんですけどー。