夜が明けても傍にいて。
第13章 憂鬱な日々
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明らかに様子の変わった私を美穂は白い目で見ていた。
思い出すだけで顔がにやけちゃう。
何事も無く迎えた金曜日のことだった。
明後日には課長が帰って来る。
そう思うと仕事もはかどった。
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会いたくないと思うほど会ってしまうものだ。
また廊下でばったりと愛花さんに会ってしまった。
もしかして、この人タイミング合わせて来てるんじゃないだろうか…。
「宮西さん、お疲れさま。」
「お疲れさまです。」
「あ、宮西さんに伝えておきたかったことがあるの。」
「...何ですか?」
「私ね、北崎課長が戻って来てからも、しばらくの間本社に戻らずにこっちで仕事することになったの。」
------え…。
「こっちの方が今慎也と進めてる仕事もはかどりそうだし。」
「そう、ですか…。」
「ふふっ、もう少しの間よろしくね?
あ、それからもう一つ。」
---今度は…何?
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明らかに様子の変わった私を美穂は白い目で見ていた。
思い出すだけで顔がにやけちゃう。
何事も無く迎えた金曜日のことだった。
明後日には課長が帰って来る。
そう思うと仕事もはかどった。
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会いたくないと思うほど会ってしまうものだ。
また廊下でばったりと愛花さんに会ってしまった。
もしかして、この人タイミング合わせて来てるんじゃないだろうか…。
「宮西さん、お疲れさま。」
「お疲れさまです。」
「あ、宮西さんに伝えておきたかったことがあるの。」
「...何ですか?」
「私ね、北崎課長が戻って来てからも、しばらくの間本社に戻らずにこっちで仕事することになったの。」
------え…。
「こっちの方が今慎也と進めてる仕事もはかどりそうだし。」
「そう、ですか…。」
「ふふっ、もう少しの間よろしくね?
あ、それからもう一つ。」
---今度は…何?