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「私の仕事振りを見て嫌いにならないの？」


「嫌いに？」


「私…ミスばっかりだし…。」


「ﾌｯ…あぁ、確かにな。

だけど、俺は一度惚れたら中々嫌いになれないんだよな。」



－－－私のことを言ってくれているのに

一瞬頭の中に愛花さんがちらついた。





「私のどこが好き？」


「何だ唐突に。」


「慎也は私のどこが好きなのか知りたいの。」


「んー...全部。」


「うわっ、投げやり。」


「んなこと無いだろ？」


「だって仕事では言いたいこといっぱいあるみたいだし…」


「あ、仕事以外でも一つだけ言いたいことがあった…。」


「...何？」


「俺の前でも、俺の前じゃなくても石田とイチャイチャすんな。」


「なっ、イチャイチャなんて…」



この前幸太に自分から抱きついちゃったな…。



「なんだ？なんか心当たりがあるのか？」


「なっ、無い無い無い無い。」


「怪しいな…。」









「っていうか…慎也は


一体いつから私のことを好きになったの？」




横になっていた慎也はムクッと身体を起こした。