テキストサイズ

夜が明けても傍にいて。

第19章 涙のbirthday

...全部……嘘に?







「慎也……大好き。」



!!!



「慎也……愛してる。」


「莉菜…だったら!…」


「---忘れたいの。」


「...?!」


「慎也が私を利用しようとしたことを……忘れたいの。」


「…。」



「慎也が、愛花さんのことをすごく想っていたってことが、愛花さんのためにそこまでしたってことが


私の頭から離れていかない。

慎也を……信じることが、



できない。」




……………………………………………。






「もう……決めたのか?」




莉菜は静かに頷いた。




---結局……


お前も好きだとか言って離れて行くんじゃねーか。



愛してるって……
どんな気持ちで言ってんだよ。



離れて行く癖に愛してるとか言ってんじゃねーよ。



「わかった。





もう……帰ってくれ。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ