夜が明けても傍にいて。
第21章 危険な出張
「ウザいのは課長の方だと思いますが。
振られたのにいつまでも恋人気取りだし。」
「なんだと?」
「いい加減、職場でも莉菜に必要以上絡むの止めてもらえませんか?」
「それはこっちのセリフだ。お前の方が振られてる回数は多いんだぞ!」
あー、もうっっ!!
「二人とも、いい加減にして!!」
「「…。」」
「私……トイレ行って来る。」
二人を置いて席を立った。
はぁ…。
ホテルに帰って温泉にゆっくり浸かりたい。
…………………………………………………………
……………………………………。
「課長は……月下さんのこと
もう吹っ切れたんですか?」
「当たり前だろ、昔の話だ。」
「今は、莉菜のこと……本気なんですか?」
「答えるまでも無い。
…………………………莉菜は、
石田に何でも話してるのか…?」
「えぇ、課長と莉菜のことは何でも知ってますよ。
課長とうまくいっていなくて泣いてる莉菜を
抱き締めて慰めたのは
俺っすから…。」
私がトイレから戻るまでの間、二人がこんな会話をしていたなんて…知る由も無かった。
振られたのにいつまでも恋人気取りだし。」
「なんだと?」
「いい加減、職場でも莉菜に必要以上絡むの止めてもらえませんか?」
「それはこっちのセリフだ。お前の方が振られてる回数は多いんだぞ!」
あー、もうっっ!!
「二人とも、いい加減にして!!」
「「…。」」
「私……トイレ行って来る。」
二人を置いて席を立った。
はぁ…。
ホテルに帰って温泉にゆっくり浸かりたい。
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「課長は……月下さんのこと
もう吹っ切れたんですか?」
「当たり前だろ、昔の話だ。」
「今は、莉菜のこと……本気なんですか?」
「答えるまでも無い。
…………………………莉菜は、
石田に何でも話してるのか…?」
「えぇ、課長と莉菜のことは何でも知ってますよ。
課長とうまくいっていなくて泣いてる莉菜を
抱き締めて慰めたのは
俺っすから…。」
私がトイレから戻るまでの間、二人がこんな会話をしていたなんて…知る由も無かった。