夜が明けても傍にいて。
第22章 ドSな上司
「っていうか…
あんたら、どうなった訳?」
---ん?
今のセリフ、幸太らしからぬ。
「お前、上司に向かってその言い方はなんだ?」
「出張中に部下の女に手を出す上司なんて
俺は認めませんよ?」
「部下の女じゃない。
俺の女だ。
いい男が一々僻むな。」
「僻んでる訳じゃない。
付き合ってんのか、付き合って無いのかいい加減はっきりしてくれよ…。」
「んなもん…どっちだっていいんだよ…。」
...え?…。
「俺は付き合ってる付き合ってないは後でいい。
俺が莉菜を好きってことに変わりはない。
一つだけ言っておく。
石田…、
お前がどんなに莉菜のことを好きでも
俺には敵わない。」
................
........
私だけが何も知らなかったんだ。
朝まで慎也に夢中になりすぎて…
自分の喘ぎ声で
幸太が私の部屋に訪れてノックをしていたことなんて私は全く気付いていなかった。
だけど慎也はそれに気付いてわざと寸止めして
私に欲しい、って言わせたことなんて
私はこの先も知ることは無かった。
あんたら、どうなった訳?」
---ん?
今のセリフ、幸太らしからぬ。
「お前、上司に向かってその言い方はなんだ?」
「出張中に部下の女に手を出す上司なんて
俺は認めませんよ?」
「部下の女じゃない。
俺の女だ。
いい男が一々僻むな。」
「僻んでる訳じゃない。
付き合ってんのか、付き合って無いのかいい加減はっきりしてくれよ…。」
「んなもん…どっちだっていいんだよ…。」
...え?…。
「俺は付き合ってる付き合ってないは後でいい。
俺が莉菜を好きってことに変わりはない。
一つだけ言っておく。
石田…、
お前がどんなに莉菜のことを好きでも
俺には敵わない。」
................
........
私だけが何も知らなかったんだ。
朝まで慎也に夢中になりすぎて…
自分の喘ぎ声で
幸太が私の部屋に訪れてノックをしていたことなんて私は全く気付いていなかった。
だけど慎也はそれに気付いてわざと寸止めして
私に欲しい、って言わせたことなんて
私はこの先も知ることは無かった。