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夜が明けても傍にいて。

第23章 ただ…好きなだけ。

いつもの日常に戻っていた。


だけど、少し変化が...。


以前とは違って課長とはよく目が合うようになり、課長はよく笑うようになった。


課長の変わりっぷりに周りの人間が驚いている。



それから…

課長は私達のランチに付いて来るようになり、しょっちゅう美穂、幸太と4人でランチしているのだ。


あんなに毛嫌いしていた美穂でさえ最近は、

「こんなに話しやすい人だったの?」

「あんないい人の何が不満なの?」


と180度態度を変えた。







あのことは




未だに幸太と美穂には話していないし、
これからも話すつもりは無い。



最近は愛花さんの姿を見なくて良いせいか
嫌なことを思い出すことも少なくなって


課長のストレートな愛の表現が
胸に突き刺さっていた。






前よりも



慎也のこと…




好きになったみたい…。

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