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夜が明けても傍にいて。

第26章 新しい生活

10分くらいキスをしていたのだろうか…。


物足りなくなってきた私達。
だけど、これからベッドに入る時間は無い。


名残惜しそうに私達は離れて私はお弁当作りを再開し、慎也はシャワーを浴びに行った。


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今日から一緒に家を出る。


慎也は私を会社に送り届けてから自分の会社に向かうことになる。


帰りは退勤時間がバラバラだから別だけど、
それ以外はほとんど一緒だ。




ずっと、ずっと…一緒。






慎也は私の会社がもうすぐ見える所まで来ると車を端に寄せて止めた。


あれ?ここから歩けってことかな…?


そう思っていると---



「!!んっ…

っ…しん…や…っ…」



慎也は急に私に覆い被さって深いキスをくれた。





糸を引きながら離れていく唇は
お互いにもっと欲しがっていた。


「これからずっと一緒に居られるのに
離れる時はやっぱり寂しーな。」


慎也はそう言うと再び車を走らせた。





私の会社の前に着くと慎也は

「また夜会えるのを楽しみにしてる。」と言って


私の頭を大きな手のひらでポンポンとしてくれた。




毎朝こうだったら

心臓がもたないかも…。

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