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夜が明けても傍にいて。

第27章 私の知らない過去

目に焼き付いて離れない二人の姿。


あの女性…私よりも歳上に見えたし
きっと…慎也よりも歳上だ。


30代くらいかな…。


でも…綺麗な人だったな…。



あの人が…慎也の友人?




タクシーの中でそんなことを考えながら部屋に着いた。




---慎也はまだ帰って来ていなかった。


あの女性を送り届けてから帰って来るとしたらもう少し時間掛かるかな…。





…………………………………………

…………………………。



遅いな…。


あれから一時間…。


彼女の家…遠いのかな…。



…………………………………。





更に一時間…。


夜中の2時をとっくに過ぎてしまった。






慎也…?



さすがに…私も不安だよ…。

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