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夜が明けても傍にいて。

第28章 会えない日々

「うん…。」



今は…イメージが湧かないけど…。


これ以上慎也を責めたら本当に終わってしまいそうだから…。





「莉菜、もう少しだけ…待っててほしい…。」



「待ってるから…。

身体だけは無理しないでね?」



本当は…早く帰って来てって言いたい…。




「何かあったら私も…力になりたい。」



本当は私の傍に居てほしい…。





だけど---



強くならなきゃ…。



慎也の大事な家族なんだもの。





「私は…大丈夫だから、心配しないで?」








これでいいんだよね?


今は私が我慢すれば…いいんだよね?








ハナにこれ以上心配かけないように気丈に振る舞った。


ハナと散歩に行ってハナをお風呂に入れて


ハナに沢山愛情を注いで




月曜日の朝になった。






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