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夜が明けても傍にいて。

第2章 出逢い

宮西莉菜(みやにし りな)23歳
合コン参戦します!



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「莉菜、聞いて?今日はイケメン揃いだって!」


「...そう。」


「ちょっと莉菜、あんたテンション低すぎぃ。」


「美穂が高すぎるの!」



---はぁ...。


意気込んでいたものの全く乗り気がしない...。




私は某企業で働くいたって普通のOLで
美穂は同僚だ。


つい最近まで私は、俗に言うダメ男ってヤツと付き合っていた。


お金にだらしがない。
女にだらしがない。


それでもすごく優しかった...。


そう思ってしまう私は騙され気質なのか

---ただの馬鹿なのか。



私達を別れさせてくれたのは何を隠そう
この頼りになる美穂だった。


未練というか...

彼がちょっと可哀想な気がして
吹っ切れないでいる私のために


美穂が勝手に合コンをセッティングして
断り切れずにOKしたけれど


合コンなんて生まれてこの方一度も経験が無い。

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