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夜が明けても傍にいて。

第39章 番外編⑧

幸美の傍で静かに激しく情事を済ませた俺達。
いつもならすぐにシャワーを浴びに行く美穂。


今夜は珍しく俺の腕枕に付き合ってくれている。



「ねぇ、幸太…。」

「ん?」



「私、昔から苦手なの。」

「?」



「人のことだと図々しいくらい何でも言えちゃうのに、自分の好きな人への愛情表現となると、何も言えなくなっちゃうの…。」



//うん…。


っていうか、今の言葉…

胸にズキュンと来たんだけど。



「本当は、幸太みたいに素直に言いたいのに恥ずかしくて…

なんか…恥ずかしくて…。」



////…。



「本当は莉菜と課長サンみたいな関係…
憧れるっていうか…だけど、私のキャラじゃ無いっていうか…。」




もう…たまらん。






俺は一生コイツを大事にする。

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