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夜が明けても傍にいて。

第39章 番外編⑧

「なぁ、美穂…。

俺は美穂に好きとか言ってもらえなくても
俺は一生言い続けるから。」


「…。」



「やっぱり俺…北崎課長に似てていいや…。」


「…?」


美穂は何言ってんだコイツ、みたいな目で俺を見てるけど…。



「好きなんだから、仕方ない。

こんな時まで冷たい目で俺を見る美穂が。」


「幸太…。」



「俺はやっぱり言葉にして伝えたい。


美穂…愛してる。」



「幸太っ、…んっ、…」



美穂が何か言おうとしたのに俺は待たずに唇を塞いだ。


美穂はいつも強がっているけど
俺に抱かれている時、俺の腕の中では


可愛い、いじらしい女になる。



俺は、本当はもう…それだけで充分と思っている。

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