夜が明けても傍にいて。
第40章 番外編⑨
「莉々奈、綺麗だろ?」
「慎莉、その持ち方は危ないぞ?」
さっきから慎也は二人と花火に夢中…。
おーい、貴方の愛する莉奈様が
ここに居ますよー…。
……。
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「じゃ、最後に線香花火で四人で勝負だ!」
「勝負だ!♪」
線香花火対決は花火を終える前に、我が家で必ずやることだ。
高齢になったハナも縁側から見守っている。
「よーい、ドンっ!!」
慎也の掛け声でスタートした。
「うわっ、これヤバイな…。」
「パパの、もう落ちそうだよ…。」
「「「「あー--!!!落ちるー!!!」」」」