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夜が明けても傍にいて。

第7章 上司として?男として?

息をのんだ---…




「そんなこと...


俺の気持ちなんか聞いて何になる?
俺が男として宮西に接していたら何だっていうんだ?


俺の答えで
石田の気持ちは左右されるのか?」



「今日の昼、別に社内で済むような話を俺を誘って飯に行ったのは、俺と莉菜ちゃんの関係を探るためじゃないんですか?


本当は、カツ丼が食べたかったのにカツ定食にしたのも普段は俺の前では見せない態度をとったのも


俺に嫉妬したからじゃないんですか?」



「---フッ…。
お前、本当に想像力豊かだな。」



「真面目に…話してるんです。」



「......。」






「莉菜ちゃんは...すごくいい子です。」




「--あぁ。」





「優しくて真面目で



泣き虫で…



一途なんです。」








「あぁ、知ってるよ…。」






---課長…?






「課長と莉菜ちゃんが…


どんな関係かなんて知らないし


知りたくもないけど。





莉菜ちゃんを泣かせるようなことをしたら




俺が許さない。」







---幸太...






私と課長の関係に




気付いてた?




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