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夜が明けても傍にいて。

第8章 元カレと元カノの存在

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...もう何度イかされたのかわからない…。


私が朦朧としている中、課長の腰の動きが速度を上げた。


「慎也、さん…。」


僅かに残っている力でそう呟くと








「莉菜…。」









課長がいったのと同時に意識を手放した。





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夢を見ていた。


目が覚めたらまだあなたが隣にいる夢を。




---正夢には…ならなかった。






だけど、いつもとは違う光景が目の前にあった。


ヘッドボードに、課長が吸っているセブンスターの箱が置いてある。


それは空では無くて
ライターも添えてあった。



初めて置いて行った課長の私物。



課長が隣に居なくても、とても幸せな朝だった。

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