夜が明けても傍にいて。
第9章 上司vs同僚
---------…。
「それってつまり都合のいい女、キープされてるってことでしょう?
身体の相性がばっちりなのね。」
病み上がりなのに今日も美穂は毒を吐く。
朝の幸せな気分を返してほしい。
「お互い大事なことも話さないでエッチばっかりしてるなんて聞いたら誰だってそう思うでしょ。」
「---昨日は話したもん。
ちょっとだけど、会話したもん…。」
「じゃあ聞くけど、アンタのポジションは何?
彼女なわけ?」
「...それは…。」
「ほらね?言い返せないでしょ?
彼女になりたくないわけ?」
「...なりたい、けど…。」
「けど、何?」
「私達には私達のペースがあるから。
エッチから始まる愛だって…きっとあるよ。」
---悔しいから言い返したけど
「そうやって春樹って奴の二の舞にならなきゃいいけど。」
---倍になって返って来る。
「でも、本当に莉菜って本気で人を好きになると私が何を言ってもダメね…。
そういう所、幸太にそっくり。
自分が傷付いてもいいって感じが見ててこっちまで切なくなるのよね。」
---美穂…。
「もう、いいわ。
今日からは応援してあげる。
振られた時も慰めてあげるから頑張りなさい?」
---ありがとう…。
「それってつまり都合のいい女、キープされてるってことでしょう?
身体の相性がばっちりなのね。」
病み上がりなのに今日も美穂は毒を吐く。
朝の幸せな気分を返してほしい。
「お互い大事なことも話さないでエッチばっかりしてるなんて聞いたら誰だってそう思うでしょ。」
「---昨日は話したもん。
ちょっとだけど、会話したもん…。」
「じゃあ聞くけど、アンタのポジションは何?
彼女なわけ?」
「...それは…。」
「ほらね?言い返せないでしょ?
彼女になりたくないわけ?」
「...なりたい、けど…。」
「けど、何?」
「私達には私達のペースがあるから。
エッチから始まる愛だって…きっとあるよ。」
---悔しいから言い返したけど
「そうやって春樹って奴の二の舞にならなきゃいいけど。」
---倍になって返って来る。
「でも、本当に莉菜って本気で人を好きになると私が何を言ってもダメね…。
そういう所、幸太にそっくり。
自分が傷付いてもいいって感じが見ててこっちまで切なくなるのよね。」
---美穂…。
「もう、いいわ。
今日からは応援してあげる。
振られた時も慰めてあげるから頑張りなさい?」
---ありがとう…。