夜が明けても傍にいて。
第9章 上司vs同僚
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夕方のオフィスで私がパソコンに向かって打ち込みをしていると
「莉菜ちゃん、ちょっとあっちで手伝ってくれる?」
幸太に呼ばれて廊下に出た。
幸太の後ろを着いて行くとあまり仕事で使用していない部屋に入って行った。
「幸太、ここで何するの?」
「新しい企画の資料をまとめてコピーしたんだけど束ねるの手伝ってくれる?」
そう言って用紙を並べ出した。
「こんなにあるんだったらコピーから手伝ったのに…。」
「ありがとう莉菜ちゃん。」
幸太は動かしていた手を止めて私を見た。
「莉菜ちゃん、ごめん…。」
「ん?何が?」
「俺…余計なことしちゃったかも…。」
昨日の課長とのことを言ってるのかな?
聞いてたなんて言えないし。
「実は昨日さ…北崎課長と喫煙室で二人きりになって莉菜ちゃんのことどう思ってるんですかって
好きなら好きって言って下さいって
言っちゃったんだよね…。
つい、勢いで…
本当にごめん。」
幸太は深々と頭を下げた。
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夕方のオフィスで私がパソコンに向かって打ち込みをしていると
「莉菜ちゃん、ちょっとあっちで手伝ってくれる?」
幸太に呼ばれて廊下に出た。
幸太の後ろを着いて行くとあまり仕事で使用していない部屋に入って行った。
「幸太、ここで何するの?」
「新しい企画の資料をまとめてコピーしたんだけど束ねるの手伝ってくれる?」
そう言って用紙を並べ出した。
「こんなにあるんだったらコピーから手伝ったのに…。」
「ありがとう莉菜ちゃん。」
幸太は動かしていた手を止めて私を見た。
「莉菜ちゃん、ごめん…。」
「ん?何が?」
「俺…余計なことしちゃったかも…。」
昨日の課長とのことを言ってるのかな?
聞いてたなんて言えないし。
「実は昨日さ…北崎課長と喫煙室で二人きりになって莉菜ちゃんのことどう思ってるんですかって
好きなら好きって言って下さいって
言っちゃったんだよね…。
つい、勢いで…
本当にごめん。」
幸太は深々と頭を下げた。