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夜が明けても傍にいて。

第9章 上司vs同僚

「この俺が今日までの仕事をあんな遅くに頼むと思うか?」


「実際、言ったじゃないですか?」


「お前に与えた俺からの罰だ。」


「私何も悪いことしてませんけど。」


「気付かないうちに誰かを傷付けてるってこともあるだろ?」


「---課長…傷付いちゃったんですか?」


「……。」


「ふふっ…。」


「うるせー、早く行くぞ。」


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---


課長の車に乗り込んだ。


「飯、喰ってくぞ。」


「はい!」


---これってデート?
そう思って浮かれていると


さっき走り出したばかりなのにもう車は停車した。




--ここって…おかめ食堂だよね?



「降りるぞ。」


「...はい…。」




テーブルに座り、水を持ってきてくれたおばちゃんに


「カツ丼2つ。」


課長が頼んだ。



「昨日、私から一切れ奪ったカツ、そんなに美味しかったですか?」


「俺は元々、カツ丼が大好物なんだよ。」

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