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幸太の所に戻ると

「全くアイツ、素直じゃねーな。」と訳のわからないことを言った。


二人で作業を終えて戻ると


「宮西、ちょっと来い。」

早速課長からお呼びがかかった。



「はい、何でしょう？」


「これ、今からやれ。」


「...。」


手に渡された書類は、とても今日中に出来るものではなかった。


「課長…これ…。」


「誰かに手伝ってもらおうとするなよ？
一人でやれ、一人で。」



－－－課長…鬼だ…。



今夜は…会えないの？





私が黙々と仕事をしていると美穂は合コン、幸太も飲み会だと言って帰ってしまった。


明日は…休みか…。



オフィスには課長と私の他にもう一人居たがどうやら仕事が終わったようで「お先に失礼します」と言って帰ってしまった。


－－－もうこんな時間。
時計を見て溜め息を吐いた時



「よし、帰るぞ？」


いつの間にか私の隣に居た課長は
私からマウスを奪って勝手に終了させてしまった。


「あの、まだ終わってないんですけど…。」


「あぁ、これ来週末まででいいから。」


え？