テキストサイズ

Love chance

第30章 忘却の明日

「結婚式どうする?」


蘭子は穏やかな瞳で
彼を見た。


「蘭子が、したいようにしたらいいよ、
あのさ。今夜、ちょっと海に行くか?」


彼の腕に絡まる様に

蘭子は笑顔で、返事をした。



「うん。なぁに?なぁに?なんだろ
海って。。」


蘭子の世界は、着々と結婚へと
向かう。


左指のリングを太陽に照らし
幸せの真っ只中だった。



「来月で仕事も寿だし。もーたくさん
貴方に尽くすからね!」



パソコンの前に座る彼に
珈琲を差し出し
ソバで寄り添う。。。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ