
Love chance
第39章 笑えてる?
午後からの渋谷の天気は
最悪。雨が降り出した。
セルリアンタワーも
雨に濡れ
大型画面のビルは
蘭子の目には歪んで見えた。
空を見上げ
頬に当たる雨粒と涙が混ざり
地面に落ちる。
蘭子は動けず
雨に濡れたまんま
交差点に立ちつくした
行き交う人と肩がぶつかり
鞄が地上に落ちた。
一足先に着ていた
綾人が、白いビニール傘と
深々に被る帽子の隙間から
交差点でひざまついた
蘭子を捕らえた。
青信号の点滅に
蘭子さんだけが取り残され
「蘭子さん!蘭子さんっ!なにしてんだよ!」
走る俺。赤に変わる頃
蘭子は、スーツを着た男が
肩を貸して向こう側に停めてある
スカイラインに乗せた。
俺は、走る
雨の中
反対側の道路を懸命に
スカイラインを追いかけ
白い傘なんていらない
帽子なんていらない
蘭子さん!!蘭子さん!!
今までこんなに雨の中を走った事
無いよね、、、俺
心臓が、、、、とまりそう
蘭子さん!!
スカイラインが信号で止まる
俺は、ガードを跨ぎ
反対車線から
スカイラインの前に仁王立ちした
最悪。雨が降り出した。
セルリアンタワーも
雨に濡れ
大型画面のビルは
蘭子の目には歪んで見えた。
空を見上げ
頬に当たる雨粒と涙が混ざり
地面に落ちる。
蘭子は動けず
雨に濡れたまんま
交差点に立ちつくした
行き交う人と肩がぶつかり
鞄が地上に落ちた。
一足先に着ていた
綾人が、白いビニール傘と
深々に被る帽子の隙間から
交差点でひざまついた
蘭子を捕らえた。
青信号の点滅に
蘭子さんだけが取り残され
「蘭子さん!蘭子さんっ!なにしてんだよ!」
走る俺。赤に変わる頃
蘭子は、スーツを着た男が
肩を貸して向こう側に停めてある
スカイラインに乗せた。
俺は、走る
雨の中
反対側の道路を懸命に
スカイラインを追いかけ
白い傘なんていらない
帽子なんていらない
蘭子さん!!蘭子さん!!
今までこんなに雨の中を走った事
無いよね、、、俺
心臓が、、、、とまりそう
蘭子さん!!
スカイラインが信号で止まる
俺は、ガードを跨ぎ
反対車線から
スカイラインの前に仁王立ちした
