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Love chance

第1章 始まりは、アイツのツートンカラー

なんか。。ボロボロな蘭子の耳に
やたらうるさい音楽が、下から聴こえてきた。
蘭子には、この静けさより
ザワザワ誰かれ構わず入り乱れている方が
今はマシだと考え、立ち上がり階段を降りた
真っ黒のおどろおどろしい、、、扉を開いた
そこには、髪が逆立ったり身体中に刺青をいれた
モヒカン頭のイカツイお兄さんがいたり
おねーさんは、真っ黒なマスクをしながら
煙草をふかしてニヤニヤ蘭子を見上げたり
人混みは、個性豊かでまるで
此処は異世界の様だった。。蘭子は、小さな丸い
テーブルがある長い椅子に座り
わけのわからない賑わいに額をテーブルにおいて
項垂れていた。
キヤーキャーと賑わい
音楽はガンガン。。肩を叩くホスト系のお兄さんが
耳打ち、お金を払い、テキーラを注文した。
顔を上げて。ステージを見た。
若い子達が身体を動かし、頭をガンガン振っている
不思議そうに見て居ると。
ツートンカラーのギターが、蘭子を指差し
ウィンクした。

蘭子は、見間違いだと思い
顎を突き出しながら
ボンヤリ眺めていた。。

ホスト系のお兄さんがテキーラを
運んできた。

一気に喉に流し込み
また、額をテーブルにつけて
ウダウダしていた。

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