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リビングで座る2人
「たまにわ、呑まない？」

立ち上がりビールを取り出す
綾人に投げて渡す。

「いーねぇ」

嬉しそうに微笑む。

テレビをつけてNEWSを見ながら
2人は、雑談し始める


「綾人は、なにしてる人？バンドだけで
食べてるの？バイトは？」


蘭子は、着替えながら話す


「駆け出しのバンドのギターだよ。
蘭子さん見たでしょ？バイトはしてない。」


綾人もラフな格好に着替えながら
同じような動作で話す



「なら、家賃払えないんぢゃないの？」


ビールを二口飲みながら言う

「人気あるからねー。ふふん。」

Tシャツに腕を通し
座る


「そう、なら安心。早くアパートさがしてよね」

蘭子も 眼鏡をかけて
ラフな格好で座る


「蘭子さんてさー。音楽聴くの？」


「あー。好きなアーティストは居ますよ」


「だれ？」


「稲葉さん。」


「あー！いいよねー！かっこいい。」

「でしょ？今夜、ミュージックTVに
出るし」


「あ。だから帰宅早かった？」


蘭子は、恥ずかしげに俯き


「でへへ。。ばれたか。」


なんて言ってみた。


「そっか、、、なんだ。あの人が好きなんだ」

綾人は複雑だった。


「綾人君は？」


「俺？、、、、、俺は、、、ルナ」



蘭子は、笑う


「えー。あの子？男しりませーん
みたいなぶりっ子？」


蘭子は、ビールを取りに行く


「ざけん、、、な。そんな奴ぢゃねーし」

綾人は、下を向きながら
ビールのカンを潰した。



「あぁ、、ごめんごめん、、、悪気が
あったんじゃなく見た目よ！ごめんなさい」


蘭子は、なんだか違和感を感じて
綾人に謝る。



「いや。、ごめん。大丈夫。熱くなっちゃった」


リビングからキッチンへ向かい
冷蔵庫を開けて
夕飯の準備をする綾人。



白けムードの中



ナイスタイミングで
ルナがCMに出た。



綾人は、真剣に見る


それを見上げる
蘭子。