無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ビルの地下に
色々な定食屋さんがあり

蘭子と後輩君が
和食屋に入る


蘭子の目線にテレビが有り
昼過ぎのNEWSが流れていた。


「蘭子さんて、、、彼氏います？」

後輩君は、
店に置いてある
おしながきに目を落としながら聞いた


「いないよー。おばさんだからねぇ
なかなか大変だな。いひひ。」


蘭子さんは、TVを見ながら話す


「ぢゃぁ、、、俺、、、立候補しても

大丈夫っすね！」


音楽が流れ、、、ガムが弾ける
綾人の顔がでた
CMが、軽やかに流れ


「蘭子さん？蘭子さんて？！」


財布を持ち
立ち上がる

「ごめーん！昼の先約あったんだよね！
また！また。ゆっくり食事しよう！」


慌てて、店を出る


「あ！蘭子さん！待って！」

後輩君は、なにがなんだか
訳がわからずに
蘭子の後ろ姿を見送る。



エレベーターを待って

蘭子の頭の中は


「芸能人なんて家に置いておけない！」

それだけだった。