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Love chance

第15章 悪魔な囁き

ぼんやり、、、前方に海が広がり

握ってるハンドルが
より強く握られた。



信号は赤の点滅


額をハンドルに押し付け
震えを抑える


携帯が鳴る、、、、


ずっと切れずに
携帯が鳴る、、、、。



ガチガチに震える指先で
携帯を手に



「はい。。」



「蘭子さん?いま何処?」


綾人の声に


「今から帰るから。ご、、、ごはん食べて」


尋常ぢゃない声に


「どこ?いいからどこ?」


綾人は、鞄を手に外に出た。



「海。。海に来てる。。湘南」


タクシーを拾う



「直ぐに行くから。そこに居て」



綾人は、運転手に


「湘南まで、直ぐに!車が停まれそうな場所
全部行って下さい!」



運転手は、慌てて車を出した。。

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