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Love chance

第15章 悪魔な囁き

久々に乗る車は
なんだか緊張した。

蘭子は、帰らない綾人を待つより
ドライブに行こうと
運転席に乗り込んだ。



お気に入りの音楽にのせ
夜の高速に乗った。



海に行こう、、、そうだ。

今なら、、あの海に行けそう。


前方のテールランプが美しく見えた。



変わりゆく景色と
高速の外灯
ユラユラ蛍の様に揺れている。



綾人は、何をしてるんだろ、、、とか
苦手な久々の料理も
ワクワクした気持ちも
窓を開けたら総て消えた気がした。




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