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俺、、、、何してんだろ？
口を右手で覆い
蘭子さんの部屋を物色していた。


あの写真の男は
一体どんな奴で
なんで、蘭子さんを捨てたのか、、、
婚約までしていたのに、、、、


戸棚奥にある
白いリボンの付いた
大きなBOX、、、、腕を伸ばして
手前に引き寄せ
持ち上げて、床におろした。



リボンを解くのに
時間なんかいらない


スタジオに向かわないといけない時間が
迫ってきているから。


中に
数枚の写真
鞄に、、、手紙。
そして、、、、CDと
小さな宝石箱に
ペァのリング
手紙に手を伸ばして開く



蘭子

僕は、罪を犯した。
君を愛していたけど、、、、。
婚約してから、君より大切な人が
出来てしまうなんて、、。

結婚式には、行けない。

すまない。君は、僕が居なくても
生きていけるだろ？。

まさし。



綾人は、震えるのを抑えた
叫びたいのを抑えた。
同じ事をして
また、同じ様に蘭子を傷つけようと
している俺を、、、、殺してくれよ、、、



そして、二枚目の手紙に手を伸ばし
広げたら
婚姻届の紙が落ちた。。
蘭子さんの名前しか、、、書いてなかった



蘭子

君に轢き殺されるなら
僕は、本望だよ。

でも、君は、僕を轢かなかった。

僕は君に婚姻届を返そうと
あの海に君を呼んだんだよ。

僕等が始まり
そして終わる場所に

それわ叶わなったけど。

ありがとう。元気で。

まさし。