『好き』の重さ
第10章 決意
[先日はありがとううございました。
お疲れ様です。
ところで、今度の会議には出席出来ますよね!?
お会いできるのを楽しみにしております。]
課長の言葉をにわかには信じたく無くて、出席を確認する為の、他人行儀なメールを送信する。
まだ事務所に居る筈だから間もなく返事が来る事を確信していた。
案の定、直ぐに返信が有った
[先だっては有難う御座いました。
会議には、私の部下の杉本が行きます。
私は別件で本社に行く事になりました。
急ですが宜しくお願いします。]
実際に本人から欠席の知らせを聞いたショックは大きかった…
「芝ちゃん…」
小さな声で呟く――
資料作りへの意欲は一気に無くなっていた――
お疲れ様です。
ところで、今度の会議には出席出来ますよね!?
お会いできるのを楽しみにしております。]
課長の言葉をにわかには信じたく無くて、出席を確認する為の、他人行儀なメールを送信する。
まだ事務所に居る筈だから間もなく返事が来る事を確信していた。
案の定、直ぐに返信が有った
[先だっては有難う御座いました。
会議には、私の部下の杉本が行きます。
私は別件で本社に行く事になりました。
急ですが宜しくお願いします。]
実際に本人から欠席の知らせを聞いたショックは大きかった…
「芝ちゃん…」
小さな声で呟く――
資料作りへの意欲は一気に無くなっていた――